『ツンデレくんには甘いハチミツを』
二章[【―記憶―】](2/81)
恋人になれた二人だが、火災に巻き込まれ、望が記憶喪失になってしまう。その時、雄介はどうする?※ノーマル
 雄介が退院をして、まだ、若葉が生え始めた五月。今頃の季節は暖かくもなく寒くもなく丁度良い気温でエアコンさえもいらない位だ。

 望、和也が利用している医局でもエアコンを付けずに窓を全開にし、外から入ってくる心地よい南風を受けながら、いつものように仕事をしていると、望の白衣のポケットに入れておいた携帯が震え出す。

 望はそれに気付くと携帯を開く。

 すると、それは久し振りに恋人からのメールだった。

 望の恋人は消防士。前に何度も望が働くこの病院に入退院を繰り返し、一目惚れをした望に告白をし、望はそれを受け入れた。だから、今は晴れて恋人同士になれたのである。

 望は久し振りの恋人からのメールで胸を高鳴らせながらメールに書かれている文を読み始める。

 確かに2人は恋人になっているのだが、2人の職業上、今は忙しく、最近は連絡さえままならなかったのだが、やっと雄介の方が暇が出来たのであろう、やっと連絡が取れることが出来た。

 本当に自分達は『恋人なのか?』って問いたくなるほど最近は全く連絡が無かったのである。

『元気にしとるか?ホンマ、スマン…最近、連絡取れへんで…。な、たまには何処かに行かへんか?』

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