『ツンデレくんには甘いハチミツを』
八章[【ー崩落ー】](140/140)
初めて望と顔を合わせた望の弟、歩夢。この歩夢の存在がまた一波乱を巻き起こす!そして、望の働いている病院で旅行…さて、どうなる?!※2回あります
その時、雄介が寝転んだ時に望の体に当たってしまったのであろう。

 鼻から甘い吐息のような息が抜け望が起きてしまったようだ。

 雄介は一瞬にして体を起こし恐る恐る望の方に顔を向けると、いかにも不機嫌そうな望が半身を起こし座っていた。

 雄介は『マズい』と思いながら焦ったような表情をしていると体が後ろへと引っ張られ雄介の体は再び天井を見上げていた。

 次の瞬間、望の顔のドアップが見えたと思った時には雄介の唇に生暖かく、そして、柔らかさを感じていたのだった。

「…望?」
「雄介…」

 お互い名前を呼び合った後に二人の間に沈黙が流れたのだが最初に望が口を開き、

「俺はやっぱ…お前のことが好きだ…」

 と、笑顔で言う。それに次いで雄介も笑顔になると、

「俺もお前のことが好きや…」

 雄介もそう言うと今度は雄介が望の腕を引き望の唇へとキスをする。

 朝から、お互い仕事に向けて気合いを入れられダルい体を起こす。

「とりあえず、風呂入ってくるな…」

 そう昨日は何もなかったように望は立ち上がり、お風呂場に向かう。

 雄介も二人の間にヒビが入ってしまうようなことはしたくない性格ということもあって、お風呂場に向かう望に笑顔で手を振り望が出てくるまで再びテレビ画面へと瞳を移す。

「また、今日から頑張らなぁな…」

 雄介は独り言を漏らすと気合いを入れる為に頬を両手で叩く。

 望がお風呂場から出てくると二人はホテルを出て望は雄介を仕事場に送ってから自分の病院へと向かう。

 昨日と同じ服の望。和也の標的にされるのは間違いないだろう。



【崩落】 END

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