『ツンデレくんには甘いハチミツを』
八章[【ー崩落ー】](1/140)
初めて望と顔を合わせた望の弟、歩夢。この歩夢の存在がまた一波乱を巻き起こす!そして、望の働いている病院で旅行…さて、どうなる?!※2回あります
 

 もう、冬の始まり。世間では、あるニュースが、毎日のように放送されていた。

 病院では毎日のようにニュースで放送されていた病気の患者さんで連日のように忙しかった。望は外科担当で、あまり関わらないと思ったのだが、やはり、内科医だけでは追い付かず院長命令で手が空いている時は内科の手伝いをしていた。

 その病気が蔓延している間は例え、自分が病気じゃないとしても予防の為に仕事中は勿論のこと必ずマスクをしていなければならなかった。

 だが、予防はしていても、人間、罹る時は罹ってしまう。

 望は一日の仕事を終えると和也と一緒に自分達の部屋へと向かう。

 そして、部屋に入ると、いつも望は自分の仕事を直ぐにやるのだが今日に限っては部屋に入るなりソファに倒れ込むように座る。

「和也〜冷蔵庫の中にある水を取ってくれねぇか?」

 そうだるそうに言う望に和也が気付かない訳がないだろう。

 和也は望に言われた通りに冷蔵庫の中から望が飲んでいる水を取り望が今居るソファまで持って行く。

「ほらよ…。な、望…顔が赤いけど…雄介のことでも考えていて顔が赤くなったのか?」

 望は水を飲み始めていたのだが今の和也の発言に口に含んでいた水を吹き出す。

「お前なぁ〜流石にそれはないだろ〜」
「だよな!」

 と、何故か和也は笑顔になると、

「なら…熱があるんだろ?」

 今度は笑顔から真面目な顔をして望を見つめる。

「…んな訳ねぇ〜…だろ…」

 望が最後まで言葉を言わないうちに望の額には何か冷たい物が当たり、

「まさか、望が仕事中に酒を飲む訳ねぇしな…。この顔の赤さは熱以外に考えらんねぇだろうが…。ほら、やっぱり、熱いしさ〜…。何も俺に隠すことはねぇだろ?それに、俺の前じゃ、熱は隠せらんねぇよ…。な、望…。親父に診てもらうか?颯斗に診てもらうか?して来いよ…もし、風邪じゃなく、今、流行りのインフルエンザだったら困るだろ?病院だと患者さんに蔓延したらマズいしよ…そん位、望だって分かってるだろ?後、掃除はしとくし…」


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