『ツンデレくんには甘いハチミツを』
十三章[【ー希望ー】](1/91)
雄介が医大を卒業して望が働く病院で働くことになった…。雄介が医者になり飛行機事故が起きる。その時、乗客の中に…。※ノーマル
 雄介は医大を卒業し医師免許を取ったのは、まだ、記憶に新しいことだ。

 今日からは望が働く病院で研修医からスタートとなっている。

 元消防士だった雄介が、その何年か後に、まさか、医者になるとは思ってなかったことであろう。

 そして、望達にとっても夢への第一歩を歩み始めたところだ。



 今日からは雄介も望と一緒で医者になる。

 望は父親である裕二から雄介用の白衣を受け取り、今、雄介は着替え中であった。

 望と和也がソファで雄介が着替え終えるのを待っていると、

「こんなんでええんか?」

 と問いながら雄介は更衣室から出てくる。

「ちょっと、キツい気がすんねんけど…」

 雄介が顔を上げると望と視線がぶつかる。

 目と目が合う二人。

 だが、それに気付いた望は雄介から視線を離し、

「あ、ああ…まぁな…」
「って、なんやねん!」

 雄介は直ぐに突っ込みを入れるもの、今度、雄介は和也の方に視線を向けるとにやけた和也の顔が入ってきていた。

「だ〜か〜ら、簡単なことだろ?望がお前にそう答えたってことが…。お前の白衣姿に更に惚れたってことだろうが…。ま、朝からアツいね〜」
「違うって!」

 そんな横から望は和也の言葉に対して直ぐに反応するのだが直ぐに否定したということは明らかに和也が言ったことが本当だったということであろう。

「って、言うけど〜望の顔真っ赤じゃん!」
「うるせぇ!」

 望は一息吐く。

 確かに望が雄介のことを惚れ直す理由が分かるような気がする。

 前のように見慣れた私服や消防士用の制服ではなく白シャツに紺に緑色が入ったネクタイ。それに、紺色のスラックスを履き、その上には白衣を纏っている姿にいつもよりカッコ良く見えているのは気のせいであろうか。

 いや、雄介は何を着ても似合うのかもしれない。

「とりあえず…」

 望は立ち上がると雄介の白衣に手をかけ、

「初日なんだから、シャツのボタンは外さないのと、白衣のボタンも外すなよ…」

 望は雄介の身だしなみを直していると和也が横から口を挟み、

「うわぁ〜新婚さんみたいだな!朝、仕事に出掛ける旦那さんを奥さんが身だしなみを直している感じだし〜」

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