『男子校パラダイス』
2[【告白】](1/57)
純一がいよいよ司に告白をする!?
 次の朝、いつもの目覚まし時計のうるさい音で目覚める司。

 相変わらず、未来の目覚まし時計はうるさい位に朝から大きな音を鳴らしている。

 司はゆっくりと体を起こし、まだ、ダルい体を動かすと未来の頭の所にある目覚まし時計を止めるのだ。

 そして、司は大きな溜め息を一つ吐く。

 本当に未来の目覚まし時計は特注で作られているのか、かなりうるさい。だが、当の本人はまだ寝ているのだ。

 これでは作った意味がないのではないかと司は思う。

 そして、昨日に引き続き、司は眠い目を擦りながら未来のことを起こすのだ。

 未来は猫のように丸くなり、何か抱き枕のような物を抱えて寝ているらしい。

 本当にここまで女の子っぽいと未来が女の子なら、司でも襲ってしまっているだろう。

「おい!吉岡君!起きろよ〜また、遅刻しちまうぞ〜」

 そう司は未来の体を揺すりながら、起こそうとするが相変わらず起きる気配はない。

 そこへ未来のベッドの頭の部分にある携帯が何かの着うたを流し始める。

 その音にパッと未来は目を覚ますのだ。

 そして、ベッドの上にちょこんと座り、もう、それはデレデレ顔で電話に出ていた。

 きっと、相手は未来の恋人である龍であろう。恋人じゃなきゃあんなデレデレとした顔はしないのだから。

 だったら、毎日のように未来は龍のモーニングコールで起きればいいとさえ司は思う。

 司は朝から未来と龍のカップルに当てられ、再び一つ溜め息を吐くと、顔を洗う為に洗面所に向かうのだ。

 司がしばらくして、部屋に戻ると未来の顔がデレデレ顔から、泣きそうな顔へと変っていた。

 司は流石にその様子が不思議で仕方なかった。

 それから、しばらくして、未来達は会話を終えたのだろう。

 司が時間まで、ベッドの端に腰を降ろしていると、司の後ろから未来は抱き着く。

「司君聞いてよ〜!今日ね龍が風邪ひいちゃってね…休みなんだって〜」

 それを聞いて、司は未来が悲しそうな顔をしていた理由が判った。でも、だからって、司に抱き着くことはないだろうと司は思う。

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