『男子校パラダイス』
★[【クリスマスプレゼント】](1/1)
純一←司。クリスマスプレゼント何にしようか?と悩んでいると…未来がプレゼントを提案。
「後1ヶ月でクリスマスやぁ〜!!」

う〜どないしよ…。

と俺は寮の部屋で叫んでいると、この部屋で一緒の未来がお風呂から出てくる。

「どうしちゃったの!?部屋内でそんなに叫んじゃって〜」

そう俺には恥じらいもなく裸のままで出てくる未来…。

そういうことは日常茶飯事で、未来の裸は慣れたと言えば慣れたのやけど…やっぱり、まだ、慣れるもんやない…。

ま、まぁ〜今はそれは置いておいて〜。

「それで〜?」
「あ、せやった…。あんな…クリスマスプレゼントをどうしようかと思ってな…」
「そんな事で叫んでたの〜?」
「そないな事って言うなや〜ホンマに俺はむっちゃ困っとるの…」
「ふーん…そんなに今は速水先生の事は好きなんだね〜」

そう未来はニヤニヤしながら言ってくる。

「あ〜も〜そういうのはええからさ〜なんか、ええもんない?そりゃ、勿論!安くて…相手が貰って嬉しいもんっていうのはあるんかな?って思うとるんやけど…そんなおいしい物っていうのはあるんか?」
「ん〜…あるのかな?」

そして、未だに裸のままでいる未来。

…ええんやけど…真面目に話が出来んやん。あ〜もう〜その格好はホンマ目のやり場に困るし〜オープン過ぎなんもホンマ困ったもんやわぁ〜。

「それだったら!」

そう未来は俺の方に顔を近付いて来て、超ドアップの顔で俺に言ってくる。

「裸リボン」

そう語尾にハートマークが付きそうな勢いで言ってくる未来。

「アホか…そんなんで純ちゃんが喜ぶ訳ないやろ?」
「でも、それなら、リボン代だけで済むよ…今は100均があるんだし…」
「そりゃ、安いのかもしれへんけど…」
「んじゃ、司君は僕の意見にケチ付ける訳!?」

そう頬を膨らませながら言う未来。

…あ〜未来に相談したんがまずかったんかな?未来の脳内はそういう事しか頭に無さそうやし…。

「なんかこう…形として残るもんがええんやけど…。その…裸リボンは形としては残らんやろ?」
「あ〜…そういう事ねぇ〜…」

そして、また、考えてくれているようだ。

「んじゃねぇ〜」

未来と俺以外誰もいない部屋なのに未来は俺の耳側で内緒話をしてくる。

「あ〜!それ!ええかも!せやけど…俺に出来るんかな?」
「そこは愛のパワーがあれば出来るでしょ?だって、恋人の為だって思えばさ…」
「あ、まぁ…な…」
「それに司君が言ってる条件には満たしているでしょ?安いし、形になるし、しかも、世界に一つだけしかないものだしね!僕は龍にプレゼントした事あるんだけどな…うん!龍も喜んでくれたしいいんじゃない?」
「ん〜そやね!」




最初は未来に相談して失敗したと思うたんやけど…最終的には未来に相談して良かったのかな?と思う。

確かにこれだったら、世界に一つしかないものだし、安く出来る!ただ、俺に作っていけるか!?っていうのが問題なんだけど…。

そう思いながらも今度の週末には珍しく俺は未来と一緒に買い物に出掛けた。

そこで、未来と一緒に考えた材料を買っていく。

「これでええかな?」

ホンマ、未来の言う通り、これなら、安くて済みそうだ。

…500円玉位のプレゼントだけど…心は篭るからええかな?

そして、その日から未来にそれの作り方を教わりながらクリスマスまでに仕上げる事にする。

果たして残り1ヶ月で不器用な俺でも物が出来るのでやろか?いや、そこには愛のパワーと親友という未来がいる。それなら、根性でやるしかない!

案の定、何回も何回も間違えてその度に未来は優しく教えてくれて、どうにかクリスマス前までには仕上がった。これが、未来なら、3日位で終わるとは言っていたのだが、俺はこういう事に関しては完全にど素人だ。しかも、不器用ときたもんだ…だから、何回も間違えてやっと出来た!って感じだった。

「これで、裸リボン付けたら、速水先生、凄く喜ぶんじゃない?」
「あ、もう…裸リボンは余計じゃい!」

初めて作ったにしてはまぁまぁかな?と自分でも思う。
そして、クリスマスの日。

案の定、純ちゃんは俺と約束をしてきた。

だから、その日はしっかりと寮の方に外出届けも出しておいた。

後はこれを純ちゃんに渡すだけ…。

今は100均で何でも揃う。紙袋だって100均だ。

でも、プレゼントは安さではない。心がこもっていればいいのかな?

そして、学校の前で純ちゃんのことを待ってると純ちゃんの車が見えて来る。

「ゴメン…待った?」
「大丈夫やし…ほな、行こか?」

俺はがっつり何かを抱えている。だから、純ちゃんに聞かれる前に、

「はい!俺からのクリスマスプレゼント!」

と言って半分無理矢理な勢いで紙袋を渡す。

「え?ああ…ありがとう…」

そう言って、プレゼントの中身を開ける純ちゃん。

それも想定内。

それを手にすると、

「へ?これを司が作ったのかい?」
「へ?あ、ああ…うん…まぁ、未来に教えてもらって…やけどな…」

やっぱ、誰かにプレゼントを渡すなんて恥ずかしい。

だから、俺は俯きながらそう答える。

「ふーん…司がね…」

…ってどういう意味だよっ!

って突っ込みたい。

そう言っても純ちゃんはそれをちゃんと首に巻いてくれていた。

それは紺色に純ちゃんのイニシャルが入ったマフラー…。

うん、イニシャルの所を何回も失敗しながらも今年は頑張って純ちゃんにプレゼントした。

それからはいつもの場所に行って、勿論、未来に言われた通りにポケットにはリボンを忍ばせておいて、裸リボンで決まり!

END

《あとがき》

たまには『男子校パラダイス』の方を更新したくなって書きました!暇があればこの続きを書きたいかな?今回はなるべく1ページ位で済まそうと頑張って考えてみたのですが、ん〜案外、1ページで済まそうと思うのは難しかった…。でも、まぁ、これ位でどうにか話になったのでいいのかな?ま、まぁ、プレゼントはありきたりな物ですいません…。

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