『男子校パラダイス』
5[【女装】](1/168)
文化祭の話。燃える?萌える?
 朝、いつものように目覚まし時計で起きる司。そして、司の横で寝ている未来は相変わらずまだ起きてないようだ。

 司は未来の体を揺らし起こす。

「吉岡くーん…朝ですよ〜」

 毎朝、恒例化してきたが、そろそろ司にとって、毎朝、未来を起こすのがめんどくさくなってきたと思う今日この頃。

 しかし、司がこの学校に来て、一週間。何だか、意外にも早く馴染めた感じがする。

 この一週間で色々なことがありすぎたが、それでも、周りのおかげか司の性格なのか、楽しく過ごせている。

 相部屋である未来とも最近はよくしゃべりふざけあっている。学校でも寮生活でも充実した日々を送っている司。

 だが、さっきっから、司は未来を起こしているのだが、本当に起きない。

 司は仕方なく、先に起きると、学校に行く準備を始める。

 もし、未来に怒られても特に司には未来を起こす義務はないのだから、怒られる意味が判らない。それは未来がちゃんと時間通りに起きれば問題がない話なのだから。

 だが、司の性格なのであろうか。洗面所で顔を洗っていても未来のことが気になって仕方がなく。司はチラッとチラッと歯を磨きながら、未来が居るベッドを覗くが、まだ、未来はまったくもって起きて来る気配がなかった。

 司は洗面所で大きな溜め息を一つ吐く。

 そして、顔を洗い終えると再び未来の体を揺すり起こす。

「吉岡くーん起きろや!ホンマ、時間あらへんで!今日も朝から龍先輩と約束があるんやろ?」

 そう司が龍の名前を出すと、

「龍は文化祭の練習で今日は朝から会えませーん…」
「…って起きてたんかい!まさか、恋人に会えへんからって起きておったのに拗ねてたって言うんやないやろなぁ〜」
「当たり前じゃん!」

 未来はその言葉と同時に半身を起こす。

「…へ?ホンマやったんかい?」
「そうそう…朝から龍に会えないと思うとテンション下がるしね〜」

 ベッドを降りると未来も用意を始める。

「…ってな訳で今日は朝から司君と一緒に行動するわぁ〜」
「それは別に構わへんけど〜。ほなら、早よしてな。45分には食堂に行かんとならへんし〜俺等、その時間に食堂で待ち合わせしてんねん」



(閲覧:5468)
- 229 -
前n[*][#]次n

/736 n

⇒しおり挿入

⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ook


[←戻る]